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LCCの特徴と注意点

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LCCは使いこなすと便利ですが特殊であるため知っておきたいLCCの特徴

 

LCCとは

「Low Cost Carrier」の頭文字で「LCC」(エル・シー・シー)と呼ばれます。
レガシーキャリア(従来型のフルサービスを行う大手航空会社)で行われていたサービスを簡素化、運行の効率化、運行費用の徹底した削減などを行い、低価格の運賃を実現した「格安航空会社」のことです。

 

LCCのメリットは運賃が安いと明確です
しかしデメリットも多く、欠航などのトラブル発生時の対応が悪く不安要素があります。
LCCはリスクがありその分安いわけですが、海外旅行に慣れていない方にはお勧めできません。
しかしLCCの最大のメリットの運賃が安い事は、大きなメリットなので上手く使うと多くの旅行ができます。

 

LCCのメリット


①運賃が安い!
LCCの最大の特徴
一般的にレガシーキャリアと比較して、2-5割安いと言われています

②機体が新しい
一般的にLCCは新しい会社が多いため、数年以内の新しい機体を使用している会社がほとんど
この新しい機体は、燃費が良い、故障が少ない、安全性という面でも、古い機体より優っていると言えます

③最低滞在日数、最大滞在日数等の制限がない
LCCの特徴として、片道ベースで料金が決まっているため、レガシーキャリアで一般的に割引されている航空券に付けられている付帯条件、最低滞在日数、最大滞在日数などがないのです

④片道でも安い
レガシーキャリアの場合、往復航空券の販売が基本である為片道航空券は高く使い難い
LCCは前述の通り、片道ベースの料金設定のため、片道でも安く使いやすい

 

LCCのデメリット


1、機内食、飲み物、毛布、エンターテイメント等が有料
ほぼ全てのLCCでは、機内食、飲み物、毛布、機内での映画等のエンターテイメントは有料です
デメリットしてあげましたが、人によっては飛行機に乗ったら直ぐ寝るのでいらないという人にとっっては、逆にメリットになります

2、マイレージが貯まらない
ほとんどのLCCでは、自社のマイレージ・プログラムを運営していません
また同じアライアンスの他社航空会社のマイレージを加算できるといったこともありません

しかしマイレージ以上に航空券が安いのでデメリットとも言えません

3、預け荷物が別途有料
多くのLCCでは、基本料金は預け荷物無しの座席のみの料金となっています
スーツケース等を預ける必要がある場合は、別途追加料金としています
事前にこの預け荷物追加料金を購入します
購入せずに、「預け荷物なし」でチケットを購入して搭乗当日に実は預け荷物がありますといった場合は、「事前購入の預け荷物料金」よりかなり高くなります
預け荷物がある場合は、必ず事前購入しておく

4、預け荷物、機内持ち込み荷物の重さ制限を厳格に適用
預け荷物がある場合、その重さをチェックインの際に計量します
LCCの場合、重さの制限を厳格に適用し、1キロでもオーバーしている場合は、再度詰めなおしか、追加料金を徴収する傾向が、レガシーキャリアに比べて高いです。
当日空港へ行く前に、預け荷物の重量を量っておくと良いです

機内持ち込み荷物も計量するLCCもあります

通常機内持ち込み荷物は7kg以内

特に預け荷物無しの人は機内持ち込み荷物の重量には中が必要です

5、座席のシートピッチが狭い
レガシーキャリアと比べると、同じエコノミー席でも、若干LCCの方がシートピッチを狭くし、同じ機材でも総座席数が多くなうようにしている場合が多いです

6、座席が自由席、あるいは指定席制でも事前指定ができない
ここはLCCの中でも会社によっては分かれますが、座席が指定席ではなく、全席自由席という会社もあります
または指定席制であっても、事前に座席指定する場合は別途追加料金がかかる
または事前指定は無料で行えるが、「EXIT ROW」(飛行機の出入口で他の席より足回りが広い)は別途追加料金等、会社によっていろいろあります

7、燃料を余分に積まないので上空待機しない
空港に降機しようとし、その空港が霧に覆われ視界不良、上空で待機して天候の回復を待つといったケースが、飛行機の場合発生することがあります
LCCは飛行機の重量を軽くし燃費を良くするため、あまり余分な燃料を積みません
その為、こういった上空待機を1時間、2時間行う燃料が無い為、直ぐに代替近隣空港へ降りてしまいます
あるいは出発地へ引き返します
あるいは天候の回復があまり見込めない場合は、早々にフライトをキャンセルしてしまう確率が高いです

8、ディレー(遅延)が多く発生する
LCCは低コストを実現する為、機体を有効利用します
これは飛行機をできるだけ休めず、一日のうちに何度もフライトさせることです
LCCの特に短距離便は極限まで、空港の乗り降りにかかる時間を短縮、早く乗客を乗せて飛び立ち、空港に着陸したら早く乗客を降ろし、次のフライトの準備を行います
そうなると、どこかで機体に不具合が発見されて遅れがでた場合、同じ機体を利用する後々の便まで、連鎖的に遅れが出るということになります

9、機体故障等の理由でフライトをキャンセルする
例えば予約が20人しかいない場合、1フライトに数百万はかかるので大赤字になります
LCCは、レガシーキャリアが行う、他社便への振替、宿泊の用意、食事の提供等も行う必要もありません
乗客には迷惑がかかり、そのうちの数人の顧客を失うかもしれません
よってフライトキャンセルした方が得策と航空会社が判断することはLCCならあり得ると思います
しかし正直に最少催行人員に満たないので本日のXXX便はキャンセルになりましたとは言いません
そこで機体故障という便利な言葉があります
本当に機体故障のャンセルがほとんどだと思います
ですが中にはこのような理由でキャンセルもあると考えられます

10、フライトの欠航時は全て自力解決、自己負担
例えば国際線で1日1便の場合、フライトが機体故障で欠航になった場合
レガシーキャリアだと同日の他社便へ振替、または今晩の宿泊ホテル代、夕食、朝食代を航空会社が負担し、翌日の自社・他社便へ振替を行ってくれます
天候によるキャンセルは本来は、航空会社は免責でそのような手配をする義務はありません
それでも、航空会社の自費負担でホテルを探してくれたり、色々親身に対応してくれる場合が多いです

逆にLCCは、それが機体故障によるキャンセル、つまり航空会社の責任でも、翌日以降の空いている便への振替を行う事しかしません
ホテルはもちろん自分で探し、代金も自己負担となります
納得いかないと思いますが「国際運送約款」があります
ほぼ全ての航空会社で共通しており、LCCもレガシーキャリアも全ての航空会社は、「A地点からB地点への運送を受託したが、日時、経路を保障するものではない」となっています
航空券を購入したという事は、この条項に了承して購入したという事になります
レガシーキャリアは、自社のイメージを最優先して義務でないことまで行っています
LCCにそれを望むのは無理があるということを理解しておく必要があります

11、乗り継ぎとなっていても1便独立で自己責任
LCCは、1便、1便が全て独立したものととらえ、同じ日程で乗り継ぎ便を購入しているのに、乗継空港で一度荷物を受取り再度チェックインし直し等、面倒で時間のかかる航空会社もあります
また、レガシーキャリアの場合、最低乗り継ぎ時間をクリアしている日程であれば、初便が遅れた場合、以降の便を無料で変更等の責任をもってくれます
しかしLCCの場合、最低乗り継ぎ時間という概念はなく、あっても推奨乗り継ぎ時間です
万が一、最初の便が遅れ、乗り継の便に乗り遅れた場合でも原則次便へ変更してくれません。

再度購入となりますので十分な乗り継ぎ時間を確保して旅程を組む必要があります。

つまり自己責任

 

LCCを使ったきた感想

デメリットの7-11は頻度が少なく稀です

着陸時の悪天候や、出発のキャンセルには遭遇したことはありません

しかしディレー(遅延)はあります

そのため乗り継ぎで危うく乗り継ぎ不可になりそうになったことがありました

やはり乗り継ぎにはかなりの余裕を持って5時間以上は見ておくと安心